「社会人になるために」 [H29 №53]

 3学年生徒は、1月28日(火)から2月2日(金)まで高校生活最後となる学年末考査を経て、ただいま4月からの新たな生活に備えるための生活に入っています。
 そして3月1日(木)に卒業式を控えており、その間登校日を何日か設けています。
 2月15日(木)に最初の登校日を迎え、この日にハローワーク宮崎から講師をお招きし、「社会人になる心得」と題して講演いただきましたので、その内容をかいつまんで以下に紹介することとします。

1「働く条件の確認と学ぶ姿勢」について
 「労働者は働く行為に対して労働法によって守られている」ということと、「労働契約により管理監督者の管理下に置かれる」ということをしっかり理解しておくことが大事である。
 ○雇用条件の相違で悩まないように、入社時の労働条件通知書をしっかり読んで理解しておかないといけない。
 ○いわゆる社内ルール(会社規約、終業規約、作業手順など)についてもしっかり聞いて理解しておくことが大切である。
 ○仕事を覚えるためにはメモをしっかり取り、常に教えてもらっているという姿勢を持ち、先輩からのアドバイスにも素直に聴く姿勢を持つことが肝要である。


2「社会人として求められるマナーとコミュニケーションスキル」について
 会社に入るとこれまでと全く異なる人間関係(上司、先輩、取引先、お客)の中で仕事や生活をしていくことになるので、お互いの良好な人間関係を築くために大切な基本的スキルとマナーを身に着けることが大事である。
 ○特に制服がある場合には着崩したりせず、アクセサリーにも気を付けるなど、きちんとした身だしなみを心掛けること。
 ○「おあしす(おはようございます、ありがとうございます、失礼します、すみません)」がしっかり言えることや返事は短く明瞭に気持ちよくできるように心掛けること。
 ○「報連相(報告、連絡、相談)」は仕事の基本であり、自分ひとりで勝手に判断せず、上司の判断などをきちんと待ってから行動することを心掛けること。


3「生活のリズムの形成と生活費の計画的運用」について
 就業時間及び通勤時間に合わせて、自身の生活時間(食事、洗濯、掃除など)をコントロールし不規則な生活を控えることと計画的に生活費を運用することが大事である。
 ○「時間厳守」と言われるが、仕事をするうえでは大変重要である。時間にルーズであると真楽をなくすこととなる。
 ○就業時間中に、個人用携帯電話を使用するなどはもってのほかで、公的な場と私的な場との違いをしっかりわきまえて行動すること。

2018/02/21 07:45 | たっけ〜 | コメント(0)

平成29年度「課題研究発表会」について[H29 №52]

 2月8日(木)に平成29年度の校内「課題研究発表会」を行いました。現在の1、2年生に対する3学年各学科選りすぐりの代表チームによる発表でしたので以下に各発表の概要を示してみます。現在、工業高校では高校生のレベルでどんなことが研究されているのかその一端をご理解いただけると思います。
 【機械科】テーマ「トロッコ製作」
 概要:「現在の公園などでは、親子や友達と協力して遊べる遊具がまだ少ないと考え、トロッコを製作した。旋盤で軸を加工したりフライス盤で軸の穴を開けたりするのが難しかった。また、歯車やチェーンの軸間距離を計算で求める勉強にもなった。工夫した点は、ハンドルを2つ付けることで方向転換ができるようにしたことと後ろにもう一人乗ることができるので3人乗れるようにできたところである。」
 【生産システム科】テーマ「電動スケートボード製作」
 概要:「大人から子どもまで楽しめる乗り物を作ろうと考え、電動スケートボードを作製した。ボード上のボタンを踏むことで前進と停止を行い、ボードに乗って体重移動することで方向転換をする。リミットスイッチやばねをうまく組み合わせることで、完成度の高い作品が出来上がった(実演も行った)。」
 【電気科】テーマ「ハブダイナモを用いた小水力発電」
 概要:「現在原子力発電の稼動停止問題によって、火力発電に頼った電力供給となり、二酸化炭素を多く排出するという環境問題が起こっている点に注目し、環境に優しい水力発電をテーマに発電装置の研究・製作を行った。今回は、身近で簡単に入手・利用できる発電機であるハブダイナモを用いた水車を製作し、最終的にはLED電灯を光らせることを目標に取り組んだ。」
 【電子情報科】テーマ「障がい者用スポーツ支援機器の製作」
 概要:「心のバリアフリー推進事業の一環で、清武せいりゅう支援学校中学部の生徒達と交流した。昨年7月に訪問した際、体に障がいがある人も楽しむことのできる『ハンドサッカー』という競技を共におこなった。そこで今回は、時間を数字で認識することが難しい人のための<音と光を使ったタイマー>製作をし、無事贈呈することができた。本発表では、交流の様子や、製作過程、実際に製作したタイマーをハンドサッカーで利用している様子などを紹介する。」
 【建築科】テーマ「校内の不具合の修理」
 概要:「木工班において、3年間の実習で学んだ技術や知識を駆使して、校内の不具合箇所の修理や制作を行った。人が使用する事を考慮して、安全性や使いやすさを考えながら制作した。完成した物を引き渡した時、達成感を感じた。」
 【化学環境科】テーマ「光触媒(酸化チタン)の研究」
 概要:「光触媒とは、光のエネルギーによって働く触媒のことで、紫外線を当てると活性酸素ができ、汚れを分解することができる。この活性酸素は消毒や殺菌に使われている塩素や過酸化水素などよりはるかに強い酸化力を持つといわれている。光触媒を利用して環境に悪影響を与えず、半永久的に使用できるTiO2の機能性に着目し、その機能性を検証する実験をした。アクリル板とガラス板に光触媒を塗布し光触媒板を製造、そして暗室ボックスも作成し各種実験に取り組んだ。」
 【インテリア科】テーマ「学校のジオラマの作成」
 概要:「本校は、敷地も広く様々な学科の建物が有り、来校者が迷うことなく目的の場所が解るような<立体的な校内案内>が欲しいという要望があることに着目し、学校のジオラマ製作を思いついた。学校全体の模型を作れば、卒業後も多くの人に自分達の作品が見てもらえ、長く使ってもらえるのではないかという気持ちで製作をはじめた。」

2018/02/14 07:39 | たっけ〜 | コメント(0)

「県工業会との連携協定について」[H29 №51]

 工業系学科の生徒たちが就職する際の専門にかかる業態には、厚労省分類によれば、「D建設業(建築、土木企業)」、「E製造業(ものづくり企業)」、「F電気・ガス・熱供給・水道業(設備業)」、「G情報通信業」などが挙げられます。
 学校は、これら専門にかかる企業から、専門に関する講演会、インターンシップ、工場見学、資格指導等の援助など日々の学習活動に多大なるご協力をいただいています。
 これが大規模な形でご協力いただくことも多い訳ですが、例えばこれまで建設業においては、「宮崎県建設業協会」から、「建設現場見学会」と呼称し県内すべての建築科及び土木科の1年生全員を土木工事や建設工事のいわゆる生の現場を見学する勉強会を開催いただいたり、「宮崎県建築協会」及び「宮崎県建築士会」との交流会や本県建築科2年生の計画的かつ有効なインターンシップ(就業体験)に協力頂いたりしています。
 電気工事設備関連では、「宮崎県電気工事業工業組合」から、電気工事士試験対策にかかる支援をいただいたり、特に組合青年部会員の皆さまと電気科生徒たちとの「交流会」(意見交換会など)を開催させていただいています。
 このように、一企業と学校や学科とのお付き合いではなく、その業種を取りまとめておられる協会団体と交流させていただき連携を深めていくことは、大変重要な意味を持ちます。
 業態的に大変大きな製造業(ものづくり企業)との交流においては、日常的に「(一社)宮崎県工業会」と連携させていただいていますが、これまで綿々と培ってきた実態をもっとより深く掘り下げて骨太い連携を築くために、この県工業会様と本校をはじめとする県下工業系学科設置校7校で構成している「宮崎県高等学校教育研究会工業部会」とで、文書による連携協定(2月5日)を結ぶこととしました。
 学校の視点からその期待できる効果を挙げるとすると2点あります。
 1点目は、学校の教職員や生徒たちがこれまで以上に「企業を知る」ということです。
 例えば県工業会のある地区の会員企業が束になって高校にて企業説明会をすれば、求人票や冊子でしか知りえなかった企業の生の情報を見聞きすることができたり、高校の「課題研究」等を通して企業の最新及び最先端の技術などにも直に触れたりいろいろな示唆をいただいたりする機会が増えてくることが考えられます。
 2点目は、「人を知る」ということです。
 各企業には優れた技術者や技能士がおられ、その方々のアイディア、技術・技能、生きざまなどを直に垣間見ることとなり、特に生徒にとっては心を揺さぶられるところもあると思います。
 「将来は、この人のもとでこんな仕事がしたい」などと考える生徒が出現する可能性があり、県内就職率の向上に寄与していく可能性も秘めています。
 また、「みやざきテクノフェア」及び「工業教育フェア」は、場所は変われども同時に開催することを明文化したりしており、無事に協定を結べたことは何よりでした。
 今後は、県内に4地区(県央、県北、県南、県西地区)ある県工業会と地域の工業設置学科高校7校とが、各地区単位での連携協議会(仮称)を定期的に行い、どのような連携協力ができるか協議し、関係を深めていくことが肝要となってきます。

2018/02/07 07:39 | たっけ〜 | コメント(0)

「産業の移ろいについて」[H29 №50]

 焼きもの(瀬戸もの)は壊れやすいですが、それを「漆」で継いだり、やがて「白玉粉」で焼継ぐ方法が江戸時代に定着していました。
 これを生業としていた職業を「焼継屋」というそうですが、この商売は大当たりし、やがて瀬戸物屋に打撃を与えていったといい、江戸時代の記録にも「近頃は江戸に焼継をなりわいとするものおびただしく出来しなり。この故に瀬戸物屋、商い薄く成りし」、「けがで世を渡るは外科と焼継屋」という川柳があるほどなので、怪我を治すお医者さんと、割れた瀬戸物を治す焼継屋さんが、江戸の町に如何に多かったかがうかがえます(この話は、江戸時代の職業について書かれた本の中にありました)。
 モノが壊れれば修理をするというこの発想の職業は今でもありますが、はてこの「焼継屋」さんという職業は今現在あるのでしょうか?!
 要するに、「今ある職業が未来永劫綿々と存在していくものとは限らない」ということで、あれだけ江戸の町に多かった焼継屋さんはもう無いということです。
 ニューヨーク市立大学のキャシー・デビットソン教授が、「今の子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就く」とセンセーショナルな発言をし注目を集めましたが、実は上述したように時代の変遷とともにこれまでも存在する職業は淘汰を繰り返して移ろいできました。
 今後発展するであろう産業動態の解説などをみていると、確実に伸びてきていると感じる分野がいくつかありますが、その一つとしてドローンが活躍していく時代は間違いないようです。
 日刊工業新聞によると、アメリカのウォルマートでは、商品を150から300m上空にある飛行船に乗せて空飛ぶ倉庫としておき、注文をとったら空中からドローンで配達することを考えているようです。
 アマゾンは、アメリカ国内の巨大スーパーマーケットの買収に力を入れ、店舗数を確保してそこを拠点としてドローンで配達するという方法を考えています。
 すでにドローンは、人が分け入ることの難しい地域の測量、人命救助などで実績を上げていますし、宮崎でもドローンの操縦のための学校ができたりしていますので、今後注目すべき分野だと思います。
 さて学校の教育においても、今後、将来の変化を予測することが困難な時代を生きる子どもたちに対しては、社会の変化に受け身で対処するのではなく、自ら課題を発見し、他者と協働してその解決を図り、新しい知・価値を創造する力を育成することが喫緊の課題であるとされています。
 そのためには、子どもたちに「何を教えるか」だけでなく、子どもたちが「どのように学ぶか」という視点が重要であり、「アクティブ・ラーニング」の視点が重視されていきます。

2018/01/31 07:34 | たっけ〜 | コメント(0)

「平成29年度本校修学旅行について」[H29 №49]

 本校の平成29年度修学旅行をこの1月16日から1月19日までの4日間行い、引率団の団長として参加してきましたので、その様子をリポートしておきます。
 旅行対象は、第2学年生徒たち(7クラス)で、引率はクラス担任7名、生徒指導部1名、生徒相談部1名、養護教諭1名、旅行社添乗員4名、看護師1名に私で、計16名での引率団でした。
 第1日目(16日)は、生徒の人数が多いため、宮崎空港からJAL便及びANA便に分かれて搭乗し羽田空港へ移動しました。
 その後、各学科別にバスに乗り、機械科・生産システム科・電気科・電子情報科は富岡製糸場、建築科は国立西洋美術館、化学環境科は三井化学市原工場、インテリア科は無印良品・内田洋行へと研修に出かけ、歴史的建造物・施設の見学や学科の専門との関連施設や企業を訪問し、大変有為な時間でした。
 各学科の研修を終えると、今度は全学科とも長野県の菅平高原「ホテルベルニナ」に到着しました。
 第2日目(17日)からいよいよスキーレッスンが始まる訳ですが、生徒たちは、大量の雪を見るのが初めてで、スキーが始まる前は、雪合戦、雪だるまつくり、はてはカマクラを作りたいという者までいて、したことのないスキーはまずはそっちのけでした。
 スキーレッスンの開講式では、電子情報科2年の坂本佳祐君が「今日はとても寒い中、このような講習会を開いていただきありがとうございます。私たちの住んでいる宮崎ではほとんど雪は降りません。それでこの雪の景色を最初に観たときはとても新鮮で感動しました。もちろんスキーを楽しむということが大前提なのですが、この長野の素晴らしい景色を目や肌でしっかりと感じながら、そして一般の人たちに迷惑が掛からないよう、みんなで楽しんでいきたいと思います。」と生徒代表として挨拶し、スキーレッスンにかける意気込みなどを示してくれました。
 その言葉どおり、スキーレッスンが始まると生徒たちの取組は真剣でした。
 初心者ゆえに、慣れないスキー板を足に履き、つるつる滑る雪の上に立つことさえ難しかったようで、最初の頃は「足が痛くてもうしたくない」などという生徒もいましたが、スキーレッスン2日目(18日)には、中級のコースなどでスピード感のある滑りができるようになり、インストラクターさんからは生徒の呑み込みが早いと言われました。
 第3日目(18日)は、そういったことで午前、午後(13:30まで)スキーレッスンが続き、「ホテルベルニナ」を経ち、東京「ホテルレバレント」へと移動しました。
 第4日目(19日)は、朝食を済ませたのち班ごとに出発し、東京都内班別自主研修(15:30までにお台場集合)に入りました。
 配布した携帯電話のGPS機能により、班員が今現在どこにいるのか、本部にて把握でき、連絡も取り合えたのでほぼ時間どおりに活動できました。
 雪国から大都会へと変わり、東京の華やいだ雰囲気を満喫したことと思いますが、ある生徒が、バスガイドさんから東京はどうでしたかと尋ねられ、真顔で「軽トラックが走っていない」と感想を述べたのが印象的でした。
 最終日午後7時前に、羽田空港からJAL便及びANA便に分かれて宮崎空港へと帰路につきました。
 ただ、今回の旅行は順風満帆であった訳ではなく、腕を骨折したり、インフルエンザにかかったりと早めに帰らねばならない生徒もいました。
 友だちや家族単位で旅行するのとは異なり、大人数の集団行動ということで、空港の保安検査を抜けるだけでも相当な時間を要することなど、いろいろな面で大変貴重な経験ができました。

2018/01/24 07:42 | たっけ〜 | コメント(0)

「平成29年度本校女子集会について」[H29 №48]

 本校の全日制には、工業に関する学科が7つ設置されており、それぞれ定員は40人なので、7学科×40人×3学年=840人規模の学校と言えます。
 その中に現在約130名の女子が在籍していますが、全体的には女子の割合は低いという現状です。
 そういったことで、男子が多いことによる不都合な状況があったり、女子生徒が学級等で意見を言いにくかったりすることもあり、それらをしっかりくみ取る必要などから、本年度より「女子集会」を2回開催しています。
 第1回目は平成29年6月14日の放課後に行い、体育の時間前後の更衣場所や仕方の問題、女子に対する男子からの不適切な発言、女子トイレの数の問題などの話を聞けました。
 同じ学校で、不都合あるいは不条理さを感じている女子生徒が多いことも把握できましたので、いろいろな手段で対処していくこととしています。
 第2回目は平成29年12月20日の放課後に行い、「あなたそして私を大切にすること〜性と生の問題から〜」と題して日南市の産婦人科たなかクリニックの田中茂雄院長にご講演いただきました。
 内容としては、「出産」をとおして「命の尊さ」を学ぶといったもので、多くの生徒が感銘をうけ感想文を書いてくれましたので、その中からいくつか紹介してみます。
 「私は生まれた直後にへその緒が首に巻き付いて危なかったらしいですが、両親のお蔭でここまで元気に育ちました。私がもし子どもを産んだら私のお母さんのように育てたいと思いました。」、「女性の体や子どもを産むということについて考える良い機会となりました。まだ自分が将来結婚するか、子どもを産むのかなど想像できないけれど、もしそうなった時に良い家庭を築けるようしっかりと考えて決めたいです。自分の母は、子どもができにくい体質だったそうですが、奇跡的に私が生まれることができたと言われたので、大変な思いをして産んでくれた母やここまで育ててくれた両親に感謝して、一つ屋根の下で暮らせる残り少ない時間を大切にしていきたいです。」、「元気な赤ちゃんを産むには、まず自分の健康を大事にしなければいけないということがよくわかりました。母親の健康状態がそのまま赤ちゃんにも影響してしまうので、赤ちゃんのことを考えるのであれば、まず自分の健康を気にするようにしたいなぁと思いました。」、「実際の出産の映像を初めて見ましたが、自分もこんな風に生まれてきたのだと思うと、いつも反抗したり喧嘩している母にもっと感謝すべきなんだと思いました。」、「子どもが生まれるということはとても貴重なことだと今日改めて感じました。これまで私は子どもができるということを簡単に考えていましたが、70兆分の1という宝くじで当たるより難しい中で私が生まれたと聞いてとても不思議な感覚になりました。」などと、「出産」というリアルな経験はなくとも「命の神秘さ」、「親への想い」などあらためてきちんと感じってくれていたことは事実です。
 女子集会は次年度も続ける予定です。

2018/01/17 07:45 | たっけ〜 | コメント(0)

「平成30年宮崎市大淀地区成人式のこと」[H29 №47]

 大人になったことを自覚し、自ら生きぬこうとする青年を祝い励ますという趣旨のもと、この年明けの1月7日(日)に「宮崎市大淀地区成人式」が大淀中学校にて厳粛のうちに開催され、近隣の学校の代表の一人として招かれましたので、その様子についてレポートしてみます。
 新成人は、平成25年3月に中学校を卒業(平成22年度から平成24年度まで在籍)した諸君(大淀地区だけで257名)です。
 この大淀地区の成人式開催に向けて、式に参加予定の8名が実行委員となり、昨年の夏ごろから鋭意準備に取り掛かってきたようです。
 式は二部制となっており、第一部が実行委員会長や市長(代理)の方々のお祝いの挨拶に加えて8名の実行委員を代表して男女2名が誓いのことばを述べ、いわばこれが正式な式典でした。
 第二部は、県ナンバーワン実力の吹奏楽部に当時の部員たちであった新成人も加わっての演奏会、近隣幼稚園児による踊りと新成人に対するお祝いのことば、お楽しみ抽選会、当時のクラス担任の新成人に向けてのスピーチ、思い出の写真スライドショー、全員での合唱、記念撮影と盛りだくさんでした。
 新成人代表2名の誓いのことばにおいては、『新たに成人となれたことに対して、成長を見守ってくれた保護者、厳しくもやさしく鍛えてくれた諸先生方や地域の皆さまに感謝したい。遠くばらばらに生活を始めた皆が成人式で久々に会えた喜びは大きい。時代が明るく動き出そうとしている今、これからの時代を支えることのできる存在となっていくことを誓いたい。同時にもう子どもではなく一社会人としての自覚や覚悟を持ち、研鑽をつんでいきたい。』といった趣旨の大変立派な内容でした。
 また、成人式のパンフレットには、新成人が大淀中学校に在籍していた当時の担任、副担任を含めて各教科の担当の先生方のコメントがずらりと並んでいましたが、短文ながら新成人へのしっかりしたメッセージが込められていましたので、いくつか以下に紹介してみましょう。
 例えば、「ご成人おめでとうございます。この日を私も楽しみに待っていました。これからの人生にたくさんの素晴らしい出会いがあることを祈っています。」、「今後はどんな大人になりたいですか。まずは健康にそして夢にまっすぐ進んでください。」、「これからは責任ある言動が大事になります。自分の言動は最後は自分に返ってくる。」、「順調な時はそのまま頑張れ!苦しい時は、大淀の地に帰り英気を養おう。」、「みなさんの人生にたくさんの幸せな出会いがあるよう祈っています。」等といったものでした。
 この先生方のコメントにあるように、教え子である卒業生に新成人として伝えておきたいことは、同時に保護者の皆さまにとっても同じ想いではなかったかと思います。
 成人式というあらたまった場で、それらの大人の想いを新成人が真摯に受け止め、今後の長い人生に少なくとも活かしてもらえればと切に望むものです。

2018/01/10 07:43 | たっけ〜 | コメント(0)

「今年もよろしくお願いいたします。」[H29 №46]

 あけましておめでとうございます。本年も、宮崎工業高校をどうぞよろしくお願いいたします。
 「酉」年から「戌」年に移行いたしました。
 ところで、犬は現代において、とても人に忠実な動物で親しみやすい動物ですが、犬と人間の関係は大変歴史が古く、牛や馬よりも関りが早かったと言われています。
 犬には、外敵の侵入をいち早く察知して吠えたり追い立てたりするという能力や、優れた嗅覚に足の速さといった特徴などの狩猟に欠かせない能力を持ち合わせ、縄文時代の古い時代からも重宝されてきたようです。
 さて、十二支の意味するところを調べてみますと、「植物の生育状況」を示す指標がありました。
 前年の「酉」年は、成長してきた草木が実を結ぶという意味があり、「戌」年の後の「亥」年は、刈りとった後に新たな種子ができるという意味なのだそうです。
 そういったことで今年の「戌」年は、収穫した作物を蓄え守っている状態であり、その後の新しい芽吹きへと生命が繋がっていくことを予感させる年とも言えるのだそうです。
 また「戌」の特徴として、“勤勉で努力家”ともありますが、今年も本校生徒や職員がこの姿勢で過ごせることを目指していきたいと考えております。
 今後も本校を温かく見守りご声援いただきますようよろしくお願いいたします。

2018/01/04 09:05 | たっけ〜 | コメント(0)

「平成29年度第2学期を振り返って」[H29 №45]

 本校は、暑い最中の8月28日(月)に2学期始業式を行い、この12月22日(金)に終業式を迎えました。
 この間に本校生徒は様々な活動を行い、活躍した場面がいくつもありました。
 例えば、紙面の都合で以下の二つの大会のみに触れてみます。
 まずは本年度開催された「えひめ国体(9月)」へ出場した本校生徒の活躍ぶりです。
 レスリング少年男子グレコローマンスタイル120kg級に出場した3年の境晟道君は全国3位、陸上少年女子共通円盤投げに出場した2年の岡本光生さんは全国6位と、本県にとっても貴重な成績を残してくれました。
 次いで陸上部の「県高校新人大会(9月)」の結果についてです。
 陸上競技には男女合わせて41種目の競技があり、各種目で大活躍し、結果男子総合優勝、男女総合2位でした。
 また、全校集会で善行の表彰をした生徒が2組ありますのでぜひご紹介しておきたいと思います。
 1件目は新聞等でも取り上げられましたが、11月下旬に、交通事故で破損した車内に取り残された幼児を、通りかかった本校電子情報科2年の長崎弘明君と松田紘成君が助け出したというものです。2台の車が衝突し横転するという大変大きな事故だったようで、その幼児はチャイルドシートに固定されたまま宙づり状態であったため一刻も早く助け出す必要があったこともあり、二人の行為は消防功労として市長より感謝状を贈られました。事故後にはご両親が本校を訪問されて直接本人たちにお礼を言っていただきました。
 2件目は、12月中旬の寒くて強い風の吹く日に、とある駐輪場で約20台ほどの自転車が一斉に横倒しになり、ある女性が自分の自転車を取り出せなくて困っていたところに、本校化学環境科3年の鬼塚大道君と中神輝君の二人が通りかかり、その自転車を取り出して他の自転車もきちんと並べたというものです。この生徒たちは善い行いの後、名前も告げずにその場を去っていますが自転車のステッカーで「宮崎工業高校」とわかり、お礼の電話を受け本校内で調査の結果判明した者たちでした。
 生徒たちがスポーツに、文科系部活動に、技術系競技に、資格取得・検定合格に、善行にと活躍した2学期でした。
 今年の世の中の世相を反映する清水寺の漢字(漢字の日)では「北」とありましたが、本校の今年の2学期の漢字は、生き生きと活躍した「躍」やこちらの気持ちを暖かくしてくれる「暖」などであろうと思います。
 本ブログをご覧いただきました皆さまにおかれましても、この1年様々な出来事がおありになったことと思います。
 最後になりますが、来年も皆様にとりまして良い年になりますよう願っております。

2017/12/27 07:42 | たっけ〜 | コメント(0)

平成29年度本校文化祭「双楠祭」について[H29 №44]

 本校の文化祭は、『双楠祭』といいます。明治38年に開校した本校ですが、開校直後に当時大正天皇となられる皇太子殿下が正門に二本の楠木を植樹され、それが本校文化祭の名称である「双楠(そうなん)」の起こりとなっています。
 その文化祭(双楠祭)を12月15日(金)から16日(土)にかけて、「Power of smile 〜つなげよう絆〜」のスローガンのもと開催しました。
 双楠祭を、今回の開催プログラムに沿って簡単に振り返ってみます。
 1日目のオープニングでは、家庭クラブ、JRC部の発表がありました。家庭クラブでは、自分の妹に食事のバランスを考えさせるというテーマでの素晴らしい発表でした。JRC部では、赤十字事業ベトナム訪問に参加した体験ほか年間にわたるさまざまな取組の紹介でした。
 その次は3年生の演劇があり、最優秀賞であった電子情報科3年(演劇タイトル:とんかつ)をはじめ短い準備期間の中、どのクラスもそれなりに練習がなされていましたし、生徒たちがステージ上で堂々と臆せず演じることができたことそのものも良かった言えます。ただ、あまりストーリー性がなかったりあるいは漫才のネタなどの単なるコピーを多用したりするクラスもあり、講評で次年度以降は文化の薫り高いレベルの「演劇」を望みたいという話をしました。
 次いで2日目のオープニングでは、機械及び電気技術部からしっかりした工業高校らしい専門性に富んだ発表をしてもらいました。
 その次は定時制の生徒によって、定時制の説明と日常の様子についての発表、次いで、本ブログ(No42及び43)で紹介していました勝池さんの意見体験発表がありました。この発表のあと、ある生徒たちが「感動して涙がでました」とか「定時制がこんなに素晴らしいところだとイメージが大きく変わりました」と言ってくれました。
 このほか展示部門となった1年生のクラスでは、学科の専門性を売りにして、イライラ棒、プログラミングによるゲーム、トランプゲーム、ペーパークラフト展示、手作りキャンドルの展示、スーパーボールの作成などもありました。また、モザイクアート、段ボールを使ったモニュメント、マリオワールドが楽しめる空間づくりという展示などもあり、それぞれ趣向を凝らしていました。展示と言えばこれも本校独自ですが、多目的ホールで各学科の日頃の学習作品の展示がありました(本校のものづくりがいっぺんに理解できる展示でした)。
 2年生は模擬店を開きましたが、今年は、地鶏、たこ焼き、焼きそば、ポップコーン、インススタ映えするドーナツ、それに家庭クラブ等のクッキー、PTAバザーのうどん、ポテト、フランクフルトなども加わって、すべてを食べていたら大変なことになりました。
 保健室では手洗いの大切さや方法についての展示、図書館では図書クイズ、読書啓発ポスター展示、そのほか美術部・写真部、デザイン部、JRC部、自動車部の展示もそれぞれ素晴らしかったです。
 体育館では、バンドやダンスなどで目いっぱい盛り上がっていました。
 そんなこんなでみんな楽しめた双楠祭でした。

2017/12/20 07:47 | たっけ〜 | コメント(0)

next このページの先頭へ