「職人のものづくりのこころ」[H30年度 №13]

 横浜市に秋山利輝さんという方が社長をされている秋山木工という会社があります。
 ここの製品は、あまりにも出来が良く評判をよんで、迎賓館、国会議事堂、宮内庁、有名ホテル、美術館、海外ブランド店などの高級家具としてのポジションを獲得している超一流工務店です。
 ここでは、社長であり師匠である秋山さんと弟子である新入社員が寝食をともにしながら仕事に向き合うといういわゆる徒弟制度をとっておられます。
 秋山さんは、これから跡を継ぐ職人を育てるために「秋山学校」という私設の職人養成所を設立し、技術がいくらあっても人柄が一流でないと職人とは認めないという人間性を重視した独特の職人育成制度を確立されています。
 「心が一流になれば、技術も必ず一流になれます」という信念のもと、独自の「職人心得三十箇条」を唱えさせ、感謝、気配り、謙虚な心、尊敬、礼儀などの実践ができるものから現場で働かせるという制度を創り上げました。
 例えば、「職人心得」の一番目に「挨拶の出来た人から現場に行かせてもらえます。」とあります。
 言わずもがなですが、挨拶の大切さを説いたものです。
 人の第一印象は、出会った瞬間のあいさつでわかると言いますが、相手も自然に笑顔になって挨拶を返してくれるような大きな声で、元気で明るい挨拶が一流の職人への第一歩だとしています。
 京セラ創設者の稲盛和夫氏が、「秋山学校」を「心を育て、人生までをも豊かにする(日本人の)働き方がここにある」と評されています。
 話は変わりますが、高度成長真っ只中の1970年代にカラーボックスが登場するなどして、安くて便利な家具が流行りだしたころ、良いものを作っても気難しく頑固な家具職人からはどんどん仕事が無くなっていったのだそうです。
 職人のつくる家具を守りたい思いから、今後生き残れる21世紀型の職人、つまり「人に気遣いができる職人」、「感謝できる職人」、「人のことを考えられる職人」など人柄が一流の職人にならねばならないとも、氏の著書に書いてあり、このあたりが秋山さんの生き様の原点なのだなと感じています。
 近年、伝統的・文化的な「技」を支えてきた熟練人材の大量退職期を迎え、次代を担う若年人材への「技の伝承」が問題となっており、秋山学校の生徒のようにきちんとしたものづくりのできる人材が望まれています。
 「職人心得」については、いくつかを次号で紹介してみましょう。

2018/06/20 07:39 | たっけ〜 | コメント(0)

「本年度高校生ものづくりコンテスト県大会のこと」[H30年度 №12]

 工業高校には、「高校生ものづくりコンテスト」という生徒たちの技術・技能を競い合う大会があり、6月9日(土)にその県大会を延岡工業高校をメイン会場に、日向工業高校および宮崎工業高校でも同時に開催しました。
コンテストには7つの競技部門があり、旋盤作業、電気工事、電子回路組立、測量、化学分析の部門を延岡工業高校の会場で、木材加工の部門を日向工業高校の会場で、家具工芸の部門を宮崎工業高校の会場でと分散での開催ではありますが、それぞれ同じ時間帯で開催しました。
 簡単にこれらの競技の内容を以下に紹介しておきます。
 3つの金属部品を旋盤という機械で先ず製作し、これらを組み上げて課題となる1つの作品をつくるという「旋盤作業」競技、配線図をみて実際に板の上に実寸で、電線や電気器具を配線していくという「電気工事」競技、センサーを駆使して電子表示板に動く画などを描き出させるという「電子回路組立」競技、運動場に打ち込まれたポイント間の距離とすべてのポイントをつないだ5角形の内角を図ったりするという「測量」競技、水の硬度(カルシウムやマグネシウムの濃度)を実験器具や薬品を用いて測定し、計算して求めるという「化学分析」競技、一般家屋の屋根の傾斜部の構造を切り出した部分を時間内にくみ上げる「木材加工」競技、絵画を描いたり飾ったりするするときに使用するミニイーゼルをくみ上げる「家具工芸」競技となっていました。
 どの競技会場もピーンとした張り詰めた雰囲気に包まれ、生徒たちのりんとした姿にも感動を覚えます。
 宮崎県の工業学科(専門高校)に学ぶ生徒たちの素晴らしさを、改めてしっかり垣間見ることができました。
 日頃の練習をしっかり積んで、平常心を忘れずにその成果を思う存分出し切れた者が上位に食い込める訳ですが、この日は専門家である審査員などから個別の講評をいただいたりできたことが参加した全ての生徒にとって大変良い経験となりました。
 本大会は、高校生の「ものづくり甲子園」とも呼ばれ、各部門において県大会で優勝すると7月上旬の九州大会(本年度は沖縄大会)、さらにそこで優勝すると11月中旬の全国大会(本年度は中部地区大会)へと進むことができます。
 本校には土木科のみがないので、土木科の競技である測量部門以外全てに生徒が出場しました。
 その中で、化学分析競技に出場した化学環境科3年生の西本凱斗くんが優勝(最優秀賞)し、九州大会(沖縄県)へと駒を進めることとなりました。大変素晴らしいことです。
 また、電子回路組立競技において、電子情報科3年生の細川恵太くんが2位(優秀賞)、電子情報科3年生の武田陽花さんが3位(優良賞)を、家具工芸部門においてインテリア科2年生の山下真尋くんが3位(優良賞)という結果でした。
 生徒諸君は、本当によく善戦してくれました。感謝です。

2018/06/13 07:52 | たっけ〜 | コメント(0)

「平成30年度の定時制通信制体育大会の様子について」[H30年度 №11]

 全日制高校のスポーツ最大の祭典として「高校総合体育大会」があるように、定時制及び通信制課程に在籍している生徒たちのための「定時制通信制体育大会(俗に定通大会)」が、6月3日(日)に開催されました。
 宮崎東高校では、バレーボール、宮崎大宮高等学校では、軟式野球、柔道、剣道、バトミントン、本校では、バスケットボール、卓球の各競技がそれぞれの場所で行われました。
 本大会に先立ち、本校出場予定選手のための壮行式を6月1日(金)に本校体育館にて開催し、皆で大会に臨む気持ちを盛り上げてきました。
 そして当日の大会に、本校定時制からは、柔道、バトミントン、軟式野球、バスケットボール、卓球の5競技に約30名の生徒がエントリーし熱戦を繰り広げました。
 3日午前に軟式野球競技があり、観戦してきましたのでその様子を記しておきます。
 今年は出場エントリー校が少なく、本校定時制チームと延岡青朋高校定時制通信制合同チームの2校のみで決勝戦を戦うこととなりました。
 試合は7回戦となっており、5回までに10点差がつくとコールドゲームとなり、また当日選手が9名揃っていなければ不戦敗となります。
 本校軟式野球チームは、11名の部員がいますが1名が病気のため欠席し10名での参加となっていましたので当日はちょっとヒヤヒヤでした。
 1日の壮行式の際、平川キャプテンが「今年は新入部員が多く、ルールがあまり分っていない者もいるなか、毎日練習してきました。正々堂々とプレーしていきたい」と語っていたとおり、清々しい良い戦いをみせてくれました。
 試合が始まるとみな真剣で、先制点を挙げたのは本チームで、4回と5回に1点ずつ得点したときは、応援に来ていた保護者やクラスの生徒たちから精一杯の拍手がありました。
 自チームの選手がバッターボックスに立った時に、相手の速い球に中々ついていけないでいる生徒に対して、ベンチのある選手から、「この前バッティングセンターで打ったように行け」などという檄が飛び、ベンチ応援サイドを和ませていました。
 雨でグランドでの練習ができないときに、皆でバッティングセンターに行って練習した時のことを思い出してのことだったようです。
 普段笑顔の少ない生徒も、普段活発でない生徒もみんなをひっくるめてスポーツは暖かく包み込んでくれます。
 試合は、本校定時制チーム対延岡青朋高校で2対3と惜しくも負け、神宮球場での全国大会を逃しましたが、野球部員どおし或は指導した先生方と生徒たちとの間の絆はより深まったと確信しています。
 また勝ち残って、本校から全国大会に出場できたのは、柔道競技における男子生徒4名と、卓球個人1名でした。
 思いっきり戦って青春してきてほしいと願っています。

2018/06/06 07:44 | たっけ〜 | コメント(0)

「関西地区大淀・宮崎工業高校同窓会総会のこと」[H30年度 №10]

 本校同窓会の関西支部において「関西地区同窓会総会」が5月26日(土)に盛大に開催されました。
 本ブログ4月25日付け(№5)において、中部地区同窓会総会のことを書いていますが、中部地区に続く関西地区での開催ということになり、例年通り本校を代表して長友同窓会長と私の2名をお招きいただき参加させていただきました。
 会は終始和やかで、総会に続いての懇親会では、あらためての会員紹介、旦那様が宮崎出身という民謡師範の方のふるさとみやざきを思い起こさせる歌の披露、お楽しみ抽選会、会員のカラオケ、校歌合唱、エールなど盛りだくさんな内容となっていました。
この関西支部をまとめておられるのが、宮崎工業高校を昭和41年に卒業された、原田石夫会長(会社顧問)ですが、原田様はじめ役員の方々が、参加された皆さんが楽しめるようにと、細やかで綿密な計画を立てられておられたおかげで、本当に思い出に残る会となりました。
 会の中では多くの方々と語らうこととなりましたが、参加者の中で最高齢者は、大淀高校を昭和25年に卒業された二宮忠幸様(現役の建築会社社長)で、「もう65年近く関西人です。でも宮崎の言葉は忘れませんね。」とおっしゃっていました。
 永らく宮崎を離れた方々が思い切り聞いてみたいのがやさしい響きの「宮崎弁」であるというのは、いろいろな人からも聴きました。
 同窓会の良さというのは、故郷の言葉に出会えること、故郷の話が自由にできること、お互いの健康を確かめ合えることなど様々ありますが、宮崎工業高校を昭和42年に卒業された当地区副会長の加藤三夫様の弁によれば「同窓会は単に同じ学校を卒業した者どおしの会ではなく、皆が同級生であり仲間である」とおっしゃっていました。
 宮崎を離れて暮らす同窓生の皆さん方の絆の深さというものを垣間見ることができました。
 また、他地区の同窓会と同様に「地区総会」に参加される会員の方々の高年齢化が進んでいるということも話題となっていました。
 ある役員の方が、本校創立110周年の記念として発行した同窓会名簿を頼りにするなどして、ある若い卒業生の実家に電話をしたら、「本物か?!いまはやりのオレオレ詐欺まがいではないのか?!」などと言われ意気消沈したというお話も聞きました。
 今の世の中は、「個人情報保護」にかかる問題とか、知らない初めての人からの電話は疑ってかかるべきという風潮が、このようなささやかな会員獲得のための行為を邪魔しています。
 さてそのような中、今年の4月から関西の協和テクノロジー(通信事業関係の大企業)に入社した、(平成30年度卒)電子情報科出身の小田晃輝クンが参加してくれており、受付や写真撮影などの仕事を受け持ち、しっかり同窓会に溶け込んで頑張っていました。
 彼に、今の高校生に伝えたいことは何、とききましたら「仕事はお金のためだけではなく自分のやりたいことができる会社を選ぶべきである」とのことでした。
 ここにも本校出身の誇るべき輝く卒業生がいました。

2018/05/30 09:38 | たっけ〜 | コメント(0)

「ミヤコー(宮崎工業高校)の朝」[H30年度 №9]

 朝の通勤時、学校の北側の道路を西から東へと通過し坂道を上がろうとするとき、南側に本校の広い運動場が見えてきます。
 そこには、昼間の学校の体育の時間ではなかろうかと見まごうほど多くの生徒が走ったり、ボールを蹴ったりして活動する姿があります。
 俗にいう「アサレン(朝練習)」を行ってる姿です。
 校内に到着し、一息ついて運動靴に替え、今度は校内から先ほどの場所を目指すと、そこかしこでアサレンを行っている姿があふれています。
 音楽室がある4階建ての校舎の外階段を、ラグビー部員が全力で駆け上がるというハードなメニューを10本繰り返している姿があります。
 体育館では、バレーとバスケット部が監督の檄のもと、気持ちを奮い立たせ汗びっしょりになりながら練習に励んでいる姿があります。
 体育館前の中庭では、水球部員が水の重さで調節したダンベルを持ち上げたり、方手のみでボールをパスしあっている姿があります。
 運動場では、さまざまな器具を使って計算されたメニューに従って走ったり、自転車のゴムを引っ張って投てき練習に励んでいるなどという陸上部委員の姿があります。
 運動場の内側では、部員数が百人に届く勢いのサッカー部員が、5〜10人程度の輪になり、パス回しを行っている姿があります。
 運動場の外周上に造られた起伏の多いコースをレスリング部の生徒たちが、整然と走っている姿があります。
 武道場では、柔道部員が天井から吊り下げられた太い綱を腕力のみで上まで登り、降りてくるという練習メニューをこなしている姿があります。
 このように本校では、約1時間ほどのアサレンが自主的に行われ、強い「ミヤコー」を築いている原動力となっています。
 ただしアサレンは、毎週月曜日には行わず、定期試験の前や期間中にも取りやめて、勉強に集中する時間も確保するようにしています。
 また、PTA総会とか外部からの来客が多く見込まれるときは、当日の朝になると、なにがしかの部活動の部員たちが現れ、自主的に庭ほうきを持って落ち葉などを掃いたり、同じくゴミを拾ったりしてくれています。
 そんなとき、「おはよう、ありがとうね!」と大きな声をかけると、「おはようございます」とまた大きな声で返してくれます。
 ミヤコーのアサレンは、生徒たちの成長に大きく寄与しているように思えます。
 さて、5月26日(土)からいよいよ本年度の高校総体が始まります。
 本校には多くの部活動がありますが、その中の運動系の部活動にとっては、一番の見せ場がやってきます。
 選手諸君に、心からのエールを送り応援したいと思います。

2018/05/23 07:50 | たっけ〜 | コメント(0)

「間違った叱り方について」[H30年度 №8]

平成30年5月16日(水) [H30年度 №8]
     「間違った叱り方について」

 かつて日本精神科病院協会名誉会長であった齋藤茂太氏が「あきらめ力」(新講社)という本を著しておられます。
 この本の中で、『やってはいけない叱り方の九箇条』というコーナーがありましたので、われわれ教職員も含めて、特に子どもを持つ保護者の皆さまには参考になると考え、かいつまんでここに紹介しておこうと思います。

(1)言ってはいけないことをいう叱り方
 「バカ、ドジ、マヌケ」などという発言による叱り方です。こんな言葉を発してしまっても何の解決にもならず、相手の行為に対して怒っているだけです。

(2)侮蔑的、差別的なことをいう叱り方
 「お前みたいなやつは何の役にも立たない」とか「女のくせに、生意気なことしやがって」などという発言による叱り方です。侮蔑的、差別的となる言葉による叱り方は、屈辱的な感情を抱かせるだけです。

(3)一方的な非難
 いっさい相手に口を開かせずに、叱っている側が、怒鳴り散らし、わめき散らし、相手にいい訳すらさせない叱り方です。相手は一方的に非難されているだけと感じ、自分のことを理解しようとしない姿勢にますます口を閉ざしてしまいます。

(4)押しつけがましい叱り方
 「何度いったら、わかるんだ」「いわれた通りにやっていれば良かったのに」「子どもの分際で、口ごたえするんじゃない」などという発言による叱り方です。相手は教えてもらっているという感情よりも押し付けられているという感情しか持てません。

(5)脅迫めいた叱り方
 「今度ダメだったら、覚悟しておけよ」などという発言による叱り方です。ダメだったからその解決方法やそうならない方法を教えてほしいのに、反省に向かって進めない状況を生んでいます。

(6)脅迫に、買収をからめた叱り方
 「これじゃあ、ダメなんだ。いいか、黙って私のいう通りにしていれば、悪いようにはしないから」などという発言による叱り方です。相手は見かけ上は言うことをきいるようになりますが真の意味での反省に繋がりません。

(7)哀願するような、相手にこびるような叱り方
 「なあ、頼むよお願いだから。もう勘弁してくれよ。こっちの身にもなってくれよ」などという発言による叱り方です。自分の言うとおりにならないから困っていると言われても、根本的な意味を理解できません。

(8)グチっばい叱り方
 「どうして私は、こんな苦労をしなければならないんだろうなあ。お前のような生徒(子ども)を持ったばかりになあ」などという発言による叱り方です。これも上に同じです。

(9)皮肉いっぱいの叱り方
 「お前のような出来の悪い生徒(子ども)を持って、私は幸せですよ。ああ〜あ」などという発言による叱り方です。


 これらのような「やってはいけない叱り方」は、叱られても生徒(子ども)が反省の道筋などを示してもらえず、心を閉ざしてしまったり反発するだけです。
 ついつい「言ってしまった」というシーンがありませんように気をつけてまいりましょう。     

2018/05/16 07:56 | たっけ〜 | コメント(0)

「保健室というところ」[H30年度 №7]

平成30年5月9日(水) [H30年度 №7]
     「保健室というところ」

 「学校保健安全法」第七条に、「学校には、健康診断、健康相談、保健指導、救急処置その他の保健に関する措置を行うため、保健室を設けるものとする。」とありますように、学校には、必ず「保健室」があり、いわゆる保健室の先生(養護教諭)が常駐しています(全日制2人、定時制1人の配置)。

 保健室(養護教諭)の主な業務には、以下のことが挙げられます。
(1)けが・急病の手当(救急処置)等
 学校には、体育や実習があり、これら授業中や休み時間での行動中の怪我や病気の生徒の救急処置を行います。保健室において養護教諭は医師ではないため、医療行為を行うことはできません(当然症状が深刻な場合には、保護者に連絡の上専門の病院に連れていきます)。校内の学習活動など学校の管理下で起こったことが原因で怪我をし病院に通院しなくてはならないような状況が生じた場合には、学校の保険適応となり、その保険の申請から支給までの一切の手続きを行います。また、定期的に「保健だより」を発行し、インフルエンザ流行前の予防であったり、歯磨きの励行を訴えたりと健康保健上の話題を提供します。

(2)健康診断関連
健康診断は学校保健安全法等で実施することとなっていますが、毎年、年度の初めに行うものとして、身体測定(身長、体重、視力、聴力)、学校医による健康診断(内科、眼科、歯科、耳鼻咽喉科)、各種検査(腎臓検診、心臓検診)があり、これら学校内の健康診断の計画立案や準備を行います。

(3)健康・安全面で配慮を必要とする生徒の管理
 食べ物アレルギーなどの持病があるなどで、通常の学校生活を送る上で注意を要する生徒たちのことを詳細に把握(運動制限、食べ物摂取制限など)し、学校の全職員に周知し、生徒に万が一発作などが起こった時の対処の仕方等を説明したりします。

(4)学校環境衛生調査
 プールの水質検査や教室等の空気検査など、校内の環境衛生状態に問題がないかを絶えずチェックしています。

(5)保健室相談
 保健室を訪れる生徒の様々な相談に応じますが、実は担任の先生などには言えないことでも保健室の先生にだけは苦しい胸のうちを話して相談したいという生徒は多くおり、カウンセラー的な役割も必要となっています(生徒たちの中には、何らかの原因で教室に入れないため保健室で学習するというケースもあります)。生徒たちの気持ちに寄り添い、学校生活に適応でき、できれば楽しめるように支援することも、養護教諭の大切な仕事の一つです。

 ちなみに昨年度一年間での保健室来室人数は、述べ2262人(全日制のみ)もいました。
 このように、保健室には大変多くの業務(機能)があり、多くの来室者を抱えていますが、生徒たちが「安心して行ける雰囲気」を作っていただいている現在の養護教諭の先生方にも頭が下がります。

2018/05/09 07:38 | たっけ〜 | コメント(0)

「平成30年度PTA総会のこと」[H30年度 №6]

 本校全日制の「平成30年度PTA総会」を4月28日(土)に開催しました(定時制は、5月17日に予定しています)。
 この日は、保護者の皆さまにまず1限目に授業参観をしていただき、そのあとにPTA総会という運びとしておりました。
 保護者の(一次)出席率は約7割でしたが、その中でも1年生の保護者が多く来られている印象でした。
 PTA総会というのは、だいたい保護者の代表としてのPTA会長と学校代表の校長あいさつがあり、前年度の事業報告と決算承認、本年度の事業計画案と予算案の審議、役員改選の承認などが盛り込まれます。
 この流れに沿って28日の総会を振り返りかえってみます。
 冒頭に永友啓之会長(平成29年度)から「先日ある事業所に行ったら、家庭に関する定義が載ったポスターをみつけたので、その紹介をしたい。『家庭とは、許しと癒し、暖かさと安らぎのある所。わがままが許され、どんなことでも自由に話ができる仲の良い味方どおしが住んでいる所』と書いてあった。ただ、最近家庭内で親子が肌で触れ合うようなコミュニケーションが減ってきているように感じる。スマホの普及がそうさせているようにも感じる。この定義にあるような家庭を取り戻すべく保護者も頑張っていきましょう。」という旨の素晴らしいごあいさつをいただきました。
 学校生活をしていくうえでは、将来の進路のこと、友だちのこと、部活動のこと、遠足などの学校行事のこと、勉強のこと、資格試験のことなどを親子で話し合える題材がふんだんにありますので、是非そのような機会を沢山作っていただきたいと思っています。
 PTA活動には、年に4回のPTA新聞やPTAだよりを発行する「進路広報部」、文化祭である双楠祭でのPTAバザー等や交通安全活動に関することなどを担う「健全育成部」、ステンドグラスやフラワーアレンジメントなどの講習会、他校視察、レクレーション活動などを企画する「研修厚生部」などがあり、例年素晴らしい成果を挙げています。
 そして役員改選があり、永友会長から?田美千代会長(平成30年度)へバトンタッチいただき、執行役員、クラスの理事の方々など真新しい顔ぶれになりました。
 旧役員の方々には大変お世話になりました。
 学校は、保護者が支えていただいてこそ成り立っていますので、その代表である新役員の方々にはまた期待をもっているところです。
 役員の方々におかれては、役員としてのPTA活動でしか味わえない得難い経験を積んでいただきたいと考えています。

2018/05/01 07:37 | たっけ〜 | コメント(1)

「関西地区大淀・宮崎工業高校同窓会総会のこと」[H30年度 №5]

 4月21日(土)に、本校の「中部地区大淀・宮崎工業高校同窓会総会」が盛大に開催されました。
 県外の本校同窓会には、これまで関東と関西に大きな支部がありましたが、大淀高校昭和32年卒の名古屋精密金型株式会社会長である渡邊幸男氏が中心になって、3年前に本会を設立されました。
 毎年のことですが、本校を代表して長友同窓会長と私の2名をお招きいただき、参加させていただきました。
 さて同窓会というものは、久しぶりに顔を合わせた同窓が、お互い無事に元気で暮らしてきたのかを確かめ合い、ふるさとの方言丸出しで語り合えるその雰囲気がいいのだと感じております。
 本会に出席させていただいて、他県に居住されているからこそ同窓会の皆様は、ふるさとを思い母校を思う気持ちが格段に高いのだと言うことを改めて感じることができました。
 昭和50年電気科卒の芝吹さんも、「同窓会はいいもんです。続いていってほしい。」とおっしゃっていました。
 東海宮崎県人会長など来賓を入れて約30名の出席者でしたが、問題がない訳ではなく、
渡邊会長が主催者あいさつの中で、「同窓会と言っても、卒業年度の違いもあるが、出席する顔ぶれもだいたい同じになってきた。新たに多くの若い卒業生に入会してほしいと考えている。どうすれば出席者が増えるのか先日も役員たちで集まって議論などしたが、今回からは会員の家族も参加可能とした。『参加して良かった。楽しい同窓会であった。』という会になるよう努力していく所存である。」という趣旨のお話をされました。
 参加者の名簿をみますと、平成になってからの卒業生は3名のみでした。
 副会長の昭和41年電気科卒の東さんも、そういった危機感ともとれる状況に鑑み、自身が勤務されていた会社や在住地の近隣に位置する大企業など回られて同窓会への入会勧誘に奔走されていました。
 確かにふるさと宮崎を離れ、異郷の地で同郷の仲間が寄り添い助け合ったりして生きていくことが当然であった昔とは異なり、今の若者は一人でも様々な情報を取り込むことに長けていますし、年齢の垣根を越えて集合するという価値観は希薄です。
 先ほどの3名の若い方たちとも話しましたが、次年度から本校出身の仲間を引き連れてくるようお願いして別れました。

2018/04/25 07:43 | たっけ〜 | コメント(0)

「定時制に転編入学等をするということ」[H30年度 №4]

 4月10日(火)に本校の全日制・定時制合同入学式を挙行したと、前ブログで書きましたが、それに先立って4月9日(月)に定時制への転編入学等をへて入学してくる生徒たちのための式典を催しました。
 定時制に入ってくる生徒には、実は多くのパターンが存在していますので、今回はその紹介をしてみましょう。

<一般入学者パターン1>
 中学生あるいは中学校を卒業したのち(高校受験をしたことがなく)数年経ている者が定時制の一般入試(推薦入試:現中学生のみ)を受検し、合格して入学してくるケース

<一般入学者パターン2>
 中学生あるいは中学校を卒業したのち(高校受験をしたことがなく)数年経ている者が公私立の高校入試で合格せず、定時制の二次募集を受検し、合格して入学してくるケース

<一般入学者パターン3>
 中学校を卒業して何れかの高校に入学したものの、高校1年生で何らかの理由で1単位も取得できなかった者が、定時制の一般入試あるいは二次募集にて受検し、合格して入学してくるケース

<転入学>
 現在他の高校に在籍しており、修得している単位(見込みを含む)がある者が、定時制へ志願し、転入学試験にて合格し、入学してくるケース

<編入学>
 高校を中途退学した者で修得単位(見込みを含む)が既にある者が、定時制へ志願し、編入学試験にて合格し、入学してくるケース(編入してくる学年は、それまでの修得単位を考慮して決定する)

<高大卒編入学>
 高校あるいは大学等を既に卒業し、現在働くなどしている中で専門の知識を必要とする者が、定時制を志願し、高大卒のための編入学試験にて合格し、入学してくるケース(この場合自動的に3年次へと編入)

<再入学>
 本校定時制に1年次修了以上の在籍をしていたものの、何らかの理由で退学し、その後2年以内に再度入学を希望してくる者に対して行う試験に合格し、入学してくるケース

<転籍>
 本校の全日制に在籍しており、何らかの理由で学びの場を定時制に替える必要がある生徒に対して行う試験に合格し、入学してくるケース(転籍してくる学年は、それまでの修得単位を考慮して決定する)

<科目履修生入学>
 何らかの理由で、必要とする工業科の専門科目のみ履修したい者に対して行う試験に合格し、入学してくるケース
となっていますので、一般入学者パターン1から3までが、10日にあった全日制・定時制合同入学式に参加し、転入学から以下のケースの生徒たちは、9日の転編入学等の式典に参加したということになります。

2018/04/18 07:41 | たっけ〜 | コメント(0)

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