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2016年1月

『緑陰通信』

皆さん、『緑陰通信』をご存じですか?
現在年3回発行している、宮崎県立図書館の広報紙です。
現在第219号まで発行されています。
先日『緑陰通信』に関するレファレンスの依頼があり、第1号から第219号までをめくってみたところ、興味深い記事がたくさん掲載されていました。

『緑陰通信』は昭和25年4月、第23代中村地平館長の在任中に創刊されました。
第1号巻頭では、緑陰通信創刊に際し、中村館長より「本館の現状」について述べられています。そして、作家であった中村館長が師事していた井伏鱒二氏や、若山牧水の門下生で牧水研究者でもある大悟法利雄氏による寄稿、画家・瑛久氏による「私の推薦図書」など、創刊号にふさわしい豪華版です。

ほかにも読み進めて行くと、志賀直哉氏からの本の寄贈や阿川弘之氏の講演会開催の記事など、過去の『緑陰通信』にはたくさんの著名人が登場していました。
また、自動車文庫「やまびこ」の巡回を心待ちにする子どもたちからの手紙、夏休み限定で海水浴場に開設していた「海の図書館」の話題など、県民と宮崎県立図書館の読書活動の歩みを『緑陰通信』から知ることもできます。

さて、創刊号で中村館長はこう述べています。
「(前略)いったい、現在の図書館の利用者は、一部読書愛好家や学生などにかぎられている。あまりにも利用者のはばがせますぎる。懸下いっぱんの産業人が、その事業や計劃やの参考書類をしらべるために、氣がるに図書館に足をはこべるようにしたいと私はかんがえている。すなわち、懸當局の現在の産業開發への熱意に呼應して、本館をよりひろくいっぱん懸民の利用機關にしたいというのが私の念願なのである。(後略)」
現在の図書館の役割は、読書をする場所、本の貸し借りをする場所から、住民の課題解決をお手伝いする場所へと変化してきています。
レファレンスサービスの充実や、ビジネス支援サービスなどの課題解決支援などがそれに当たります。
60年以上も前の中村館長が、すでに現在の図書館員と同じ方向を向いていたということは驚きです。
「(前略)しかしわれわれは、ローマを一日で完成しようなどとは毛頭かんがえていない。ステッディ・アンド・スローリィでいいのである。」
中村館長の時代からすると、現代は「ステッディ・アンド・スピーディ」が求められる時代に変化しているのかもしれません。
しかしながら、県民のための図書館づくりという思いは当時と変わらないはずです。
私たち宮崎県立図書館の職員は、これからも県民とともにある図書館づくりに頑張っていきたいと思っています。
なお、過去の『緑陰通信』は全て閲覧可能です。
宮崎県立図書館が歩んできた道のりを、皆さんも一緒に歩いてみませんか?

『緑陰通信』を読破して、偉大な大先輩方からのエールをいただいたRT4号なのでした。
(RT4号)

2016/01/29 10:00 | 宮崎県立図書館 | コメント(0)

延岡藩の飛び地と下北方代官所

 江戸時代の宮崎郡(現:宮崎市)には、延岡藩の飛び地(とびち)が広がっていました。延岡城は、県北の現延岡市内にあり、延岡城の周辺の領地(城附地・しろつきち)と宮崎郡の飛び地の間には、幕府領・高鍋藩領・佐土原藩領がありましたので、この両所の間にはかなりの距離があったことになります。
 延岡藩はこの飛び地を支配するために、代官所を設けていたのですが史料があまり残っていないという実情があり、その支配の実態に関しては不明な点が多いです。
 飛び地とその代官所について分かっていることは、
(1)宮崎郡の延岡藩領は、大島組10ヶ村(下北方村・名田村・上北方村・池内村・南方村・村角村・花ヶ島町・大島村・江平町・上別府村)、跡江組8ヶ村(跡江村・浮田村・長嶺村・柏原村・富吉村・細江村・小松村・生目村)、瓜生野組2ヶ村(瓜生野村・大瀬町)、太田組4ヶ村(太田村・古城村・源藤村・大塚村)という4つの組と24の村(一部は町)に分けられていたこと。
(2)組には大庄屋(おおじょうや)がいて、村には庄屋(しょうや)と弁指(べんざし)が置かれていたこと。
(3)代官所があったのは下北方村(現:宮崎市下北方町の大宮中学校付近)であり、この村は大島組に含まれており、延岡藩は、代官を派遣して飛び地を支配していた。
といったことです。
さて話は少し変わりますが、宮崎県立図書館の杉田文庫の中には、江戸時代、高鍋藩・
佐土原藩・延岡藩の3藩が発行した12枚の藩札が所蔵されていますが、この中で一番多いのは延岡藩のもので計8枚を占めています。
そして8枚の延岡藩発行藩札で注目すべきは、そのうち7枚が城附地の延岡ではなく、
宮崎郡の代官所で発行されたものであることです。
下北方の代官所で発行された藩札には「宮崎会所」という文字が見え、このことから代官所に宮崎会所というお札を発行する機関があったことが判明します。ただし、発行の権限が下北方代官に委ねられていたのか。それとも、延岡藩主に伺いをたてて発行していたのか詳細は不明です。
藩札は、藩の歳入不足にともなって発行されるもので、延岡藩の財政が日向諸藩の中でも良くなかったことは、江戸時代後期の経済学者である佐藤信淵が、その著書『経済要録』で延岡藩の経済状態悪化を指摘していることからも裏付けられます。杉田文庫の藩札で延岡藩のものが多いのは、このことと関係があるのかも知れませんし、また藩札発行に際しては、城附地よりも飛び地の宮崎郡で発行する方が有利だったのかも知れません。
 このように、実態に謎の多い延岡藩下北方代官所による飛び地支配ですが、だからこそ、今後、史料の再検討を進め研究を深めていくべき分野であると思います。

【参考文献】
『宮崎県経済史』 宮崎県企画局 1954年
『宮崎県史 史料編 近世2』 宮崎県 1993年
『宮崎県史 通史編 近世上』 宮崎県 2000年

2016/01/27 08:30 | 宮崎県立図書館 | コメント(0)

「感謝」

こんにちは。寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
早いもので、県立図書館に来てあと2ヶ月たらずで3年となります。
もしかしたら、今回のブログが最後になるかもしれません。
今まで、ブログを見て頂いた皆様。本当にありがとうございます。

ここに勤務するまでは、県立図書館を利用したことはなく、場所さえ知りませんでした。
勤務して初めて、県立図書館の魅力やすごさを体感できました。
各種イベントもたくさんあり、とても忙しい日々を送っていましたが、
充実した楽しい日々を過ごさせて頂きました。
実際、県立図書館に来てみないと分からないことも多いと思いますので、
たくさんのご来館をお待ちしています。
是非皆様もこの感動を味わって頂きたいと思っています。

ここ県立図書館にて、勤務できたことを心から感謝しています。
本当にありがとうございました。

イニシャル「K」

2016/01/25 09:43 | 宮崎県立図書館 | コメント(0)

ジョギング

 数年前から草野球ならぬ「草ソフトボール」と「へぼテニス」を月1回楽しんでいます。もともとスポーツ好き(グローブやラケットなど道具を使う運動は好きですが、走るとか泳ぐとか体だけを使う運動は苦手です。)ですし、「草ソフトボール」「へぼテニス」は、上手下手をとやかく言われず、歳相応にプレーすればいいので気楽に楽しんでいます。

 そんな中、昨年感じたのが足腰の弱りです。一瞬の動きはまあまあですが、持久力がないのを強く感じました。少し動き続けると息が上がります。歳が歳ですから当たり前と思いつつ、このままじゃいかんとも…老いは足腰から!です。

 そこで、9月から、走るのが苦手な私が、一念発起して走り始めました。「走る!」というよりジョギングです。ジョギング程度であれば1〜2キロ位は軽いものだと嘗めていました。ところが、きつい。2〜300メートル走るのもままなりません。インターネットで見ると、初心者は、早歩きから始めて、徐々に走りの部分を混ぜ、途中きつくなったらまた歩き、回復したらまた走るという方法が良いとありました。助言に従い、そして徐々に距離を伸ばして、今ようやく2キロを走り続けることができるようになりました。

 いつも走っている人から「たまに走れない日があると調子が悪い、気分が悪い」と聞くことがあります。走りが苦手な私はとてもそういう風には思いませんし、この先もそうでしょう。今もきつい…走らなくて済む理由を捜している自分がいます。走るのは私にとって楽しいものではありません。足腰が弱らないように、「草ソフト」「へぼテニス」が今後も長く楽しめるように、楽しくないジョギングをしています。継続は力なり!忍耐力の強化にも繋がるでしょうか?

 さて、多くの皆さんにとっても、特に歳を重ねてくると健康と病気の問題は大変気がかりだと思います。予防であったり、治療であったり、治療後の養生であったりと色々ありますが、県立図書館はそれらの問題を考え、対応するためのお手伝いをしています。

 閲覧室内に「健康情報コーナー」を設けて、「闘病記」を中心とした約650冊の図書や関連するパンフレット、チラシを配架し、さらに健康情報に関するリン
ク集専用のパソコンも設置しています。また、毎週土曜日には、宮崎県看護協会の保健師さんによる健康相談会「まちの保健室」を開催しています。少しでも健康や病気の問題で悩みを抱える方のお役に立てればと思っています。「健康情報コーナー」「まちの保健室」など必要ないのが一番ですが、もし気がかりなことがありましたらご利用ください。

2016/01/20 08:30 | 宮崎県立図書館 | コメント(0)

レファレンスコーナー

閲覧室奥の「?」のマークのコーナーをご存じでしょうか?

「レファレンスコーナー」で県立図書館では、4番カウンターにあたります。皆さんからのいろいろな質問をお受けする窓口になっています。本来であれば、レファレンスサービスは、図書館のことを知り尽くした専門の職員が行なうべきなのでしょうが、さまざまな事情から、配属1年目の職員もここに座っています。また、休日等には、別の業務を担当している職員も交代で対応にあたっています。

受ける質問は、ちょっとした質問から、深刻な問題を抱えて参考になる資料はないか、といった相談まで多岐にわたります。
即答できるもの、お待たせして回答するもの、お待たせした結果わからないものなどさまざまです。対応の結果、怒らせてしまうこともあれば、感謝していただくことも。帰られた後で、参考になる資料を見つけたときには、時間を戻したい気持ちでいっぱいになります。

今年度配属になり、初めて座ったときには、『何を聞かれてもわからない』状態からスタートし、大変ご迷惑をお掛けしました。今でも、全く知識のないことを尋ねられると、焦り、緊張してしまいます。質問の範囲が広いため、蓄積した知識がなかなか次に生かされない辛さも感じています。

質問をお受けすること以外にも、文献の取り寄せや、他館からの資料の借り入れもこの4番カウンターで受付を行なっています。是非、お気軽に利用していただけるとありがたいです。

2016/01/15 09:00 | 宮崎県立図書館 | コメント(0)

2016「若い人に贈る読書のすすめ」 成人・卒業−新たな一歩を踏み出したフレッシュなあなたに

新成人の皆様、おめでとうございます!
以前、このブログでもご紹介した「敬老の日」におすすめする本のリーフレットに引き続き、読書推進運動協議会より、表題のリーフレットが届きましたので、ご紹介します。
全国の図書館から寄せられた推薦をもとに作成されたこのリーフレットは、全国の書店や図書館に配付されており、当館においても閲覧室の貸出カウンターに置いてあります。
 若者の活字離れがいわれて久しいですが、このリーフレットを手がかりに、新たな一歩を踏み出す若い方へ本を贈ってみてはいかがでしょうか。
 ちなみに、今回私の推薦した本が掲載されましたので、ご紹介します。
 
『運は創るもの 私の履歴書』 似鳥 昭雄/著 日本経済新聞出版社

誰もが知る「ニトリ」創業者の一代記で、失敗や挫折を乗り越え大企業にまで成長させた軌跡が綴られております。

2016/01/11 00:00 | 宮崎県立図書館 | コメント(0)

インチキ茶柱のすすめ

皆さんは縁起を担いだりしますか?『茶柱が立つと良いことがある』といいますよね。でも、なかなか普通にお茶を入れても茶柱ってお湯のみに入ってこないのです。
 それで毎朝ではないですが、いつしか私と子どもは急須の中の茶柱をつまんでお湯のみの中に入れるという、インチキ茶柱を作る試みをするようになりました。
 しかし、入れても入れてもなかなか茶柱って立たないのです。やはり自然に急須からお湯のみに入って、茶柱が立つということはかなり低い確率なんだと実感した次第です。
 皆様も試しに一度インチキ茶柱を作ってみてはいかがでしょうか?『茶柱が立つ』ということのラッキーさが実感できるとともに、立ったときは1日良いことがあるような気分に浸れますよ。

2016/01/08 16:00 | 宮崎県立図書館 | コメント(0)

謹賀新年

 明けましておめでとうございます。

 新年の話題は、「読始め」です。
 新刊本でも、馴染みの本でも、年が明けて初めて開く本は新鮮ですね。今年の私の読始めは、『芥川龍之介全集6』の「発句」。発句とは、俳句のことです。小説家芥川にとって俳句は余技であったのですが、さすが言葉のプロと思わせる珠玉の作品を残しています。この中に、
  元日や手を洗ひをる夕ごころ 龍之介
という句があります。芥川の俳句の中でも私の好きな作品の一つです。正月の朝からのめでたさや賑わいが一段落した夕べ、手を洗うという日常の行動にしみじみと元日を感じたという内容でしょう。文豪が、ほっと息をついた瞬間であったことと思います。力みのない微笑をたたえた芥川の横顔を想像しながら、元日の静謐感を十七音で楽しむことができた読始めでした。
 皆様の今年一年が、健康で心豊かな年となりますよう祈念申し上げます。

(御紹介したい本)
  芥川龍之介全集(筑摩書房刊、昭和40年1月20日発行)

(あおば)

2016/01/06 08:30 | 宮崎県立図書館 | コメント(0)

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